
あらすじ
周防の村で医師をしていた男は、やがて大村益次郎として、維新の軍事を担う立場に進んでいく。人づきあいの器用さではなく、理論と実務の力で自分の役割を見いだす人物だった。身分や慣習に縛られた組織を、新しい仕組みへ変えるには何が必要なのか。時代の要求に応える能力は、同時に周囲との摩擦も生んでいく。医術から兵学へ道を広げた一人の男を通し、近代の始まりを描く歴史長編。
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